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ハロー・レディ 感想と評価 ネタバレ無し おすすめ度3.5/5.0

  今回の記事ではハローレディに関する感想と評価を述べています。細かいネタバレはしないので、興味のある方は是非、購入してプレイしてみてください。

シナリオ紹介

 最先端のエリート学園「天河ノーブル・スクール」。そのスクールでは「クラウン」と呼ばれる5人の少女たちを中心とした学生があつまる。そんな「クラウン」と呼ばれる階級のヒロイン音無朔(おとなし さく)はテロリストの襲撃を受ける。

 

そんな中で武器も持たずに朔を救う男ー成田真理(なりた しんり)はとある事情からこの学校に入学することになる。。。

概要・要約

典型的な異能学生バトルものです。

 主人公たちの学園では各々が持ち合わせている特殊能力の強さに応じて「クラウン」と呼ばれる最上位クラスからいくつかのクラスに分かれます。そして主人公とヒロインは最上位のクラウンに所属することになります。

 主人公が入学した理由は自身の過去とも大きく関わっています。彼は過去にあった出来事を清算をするために学生生活に潜りこむことになりますが、日常を送る中で彼の心情にも変化が現れ始めます。過去に囚われ続けるのか今ある目の前の幸せを取るのか、、、そんな主人公たちの学生生活が描かれています。

メインヒロイン(ルート)の紹介

桂木天子(cv水崎来夢

朔と共にスクールに初期からいる古参のメンバーとなります。

 主人公が入学してきた当初は彼の傍若無人な立ち振る舞いに戸惑う様子があります。しかし柔和で世話焼きという心優しさのある彼女。成田真理と触れ合う内に過去に逢ったとある男の人と重ね合わせてしまい、やがて惹かれあいます。

個別ルート

ルート的にも序盤に攻略することになるキャラクターとなっています。普段はメガネをしていないヒロイン。可愛らしい雰囲気がありますが、過去の生い立ち、隠された秘密など中々重たいシナリオ。個別ルートの最初に進めることで、ハローレディという作品に引き込まれていきます。主人公の入学の目的に一部掠る部分があることも含めて魅力的なルートとなっています。

個別のエンディングも含めてかなり好印象です。

赤人珠緒(cv北見六花

 主人公とは序盤からぶつかり合うほどの元気でおてんばな少女。元はヤンキーで素行が荒いという側面があります。そして彼女が持ち合わせる異能も運動面を強化するということでかなり身体能力が高いです。(そんな彼女も序盤に主人公に惨敗します、、、)

個別ルート

正直あまり覚えていないです。。。

物語の核心に迫ることも少ないので適当にプレイした記憶。

ただ序盤のツンツン具合と裏腹に個別ルートに入ってからのデレ具合はザ・王道のツンデレキャラとして最高。

エンディングは中々良い感じなので魅力的なルートとなっています。

鷹崎エル(cv桜坂かい

クラウンの最小メンバーで、朔のお世話役でもありました。いつも冷静で無表情な彼女は主人公が入学してきた当初、かなり警戒している様子も見られたます。些細なことで朔と敵対した主人公とは相性が最悪です。しかし日々、生活を共にすることで打ち解け合うことになります。

個別ルート

かなり物語の核心に迫るシリアスなルートとなります。主人公たちが持つ異能が何なのかなど疑問点が多かった内容に少しずつ明かされます。また彼女の生い立ちも判明することで何で朔と仲が良いのか、何故いつも冷静でクールなキャラになったのかなど、、、悲しい過去の出来事も判明します。

総合的にみてとても良いルートとなっています。

音無朔

スクールの代表的な立ち位置にいるヒロイン。入学当初の主人公とは考え方が合わず真向からぶつかり合うことになります。彼女の持つ異能はかなり強力で、共通ルートでの戦闘シーンは惹かれるものがあります。性格は正義感が強く誇り高い真面目な側面を持っています。

個別ルート

実質的なTrueエンドを担うルートとなっています。エルのルートでも曖昧だった部分も含めて大きくシナリオが進みます。主人公の隠された過去、異能の正体など全てが判明するルートでかなり引き込まれます。

面白い点/イマイチな点

良かった点

シナリオ

異能バトル系かと思わせながら、かなり練られたシナリオでした。ネタバレを控えている関係上、詳しくは語れませんが主人公が名前を名乗るシーン(やれば多分分かります。)や伏線が回収されるシーンでは鳥肌が立つほど面白いです。

魅力的なキャラ

メインヒロインたちの個性が立っていてとても魅力な作品となっています。

またサブキャラの1人である御門大義成田真理との対比も含めてかなりカッコイイところです。

イマイチな点

サブキャラの扱い

メインヒロインだと思っていたキャラが何名か攻略出来ないです。続編というかFDでは無事攻略できるようになっています。ただ共通シナリオを進めながらかなり衝撃を受けました。

戦闘シーン

戦闘シーンが異能を使った高度なバトルと思わせながら、意外と脳キンなシーンが多い印象を受けました。また描写も単調なのでダレます。

朔ルートに集約されすぎている

Trueルートとは言え、朔のルートに集中し過ぎているような気もします。個人的には珠緒のルートにも少しはシナリオを絡めて欲しかったです。

ただこれは捉え方の問題でもあり、クライマックスが盛り上がるという点において、人によっては好きな方も多いと思います。

こんな作品が好きな人に向いている

主人公が強い作品となっているので、

・グリザイアシリーズ

暁の護衛

などの作品が好きな人には向いていると思います。

作品自体も短いのでサクッとプレイできます。シナリオも凝っていて終わり方も駆け足でありながらそれなりにはまとまっています。

総合評価(感想と評価)

当然ながら個人の感想なので悪しからず、、、

評価・おすすめ度 3.5点

シナリオ 80/100

キャラ  70/100

文章           60/100

曲               60/100

作画           80/100

総合    350/500

 

といった形です。

評価と感想

多少のネタバレを含んでいるので注意

 評価としては上記のような点数をつけさせて頂きました。

あくまでも個人的な評価であることは何度も主張させていただきます。

感想としては珠緒ルートがややダレた印象以外は楽しくプレイ出来ました。

 空子のルートはとにかく可愛らしい一面とシリアスな場面とが続くので引き込まれました。ぶっ続けでエルルートをプレイをしてしまいました。エルは共通ルートから過去に何かあるだろうなとは感じていましたが、ただ想像の数倍は重たい内容だったのでかなり濃厚なシナリオでした。

 朔ルートは中断せずプレイしようと思いましたが、中々に長いので渋々2回に分けてのプレイとなりました。

 朔ルートの後半では思わぬ展開を迎えたのが個人的には蛇足だと思いました。シナリオの構成上はあのような演出が必要だったともいますが、、、

 しかもその展開がが朔の異能の隠された?本来の能力によって都合よく解決されてしまうのが拍子抜けでした。絶望感も凄かったので、どんな形で解決するのかが楽しみだった反面がっかりでした。

 ただ最後の御門大義や成田真理などそれぞれの思惑がぶつかり合うシーンはかなり熱かったです。

シナリオ

かなり良かったのですが、最後の駆け足というか無理がある展開が評価を落としたポイントとなっています。

キャラ

1つの作品で攻略出来ないという点で大きく評価を落としています。ただ多くのプレイヤーに1人は合うのではないかというキャラが登場するのでおすすめ度は高いです。あと個人的には車輪の国でもそうですが、男のサブキャラが活躍するのが好きなので、キャラの印象を上げた要因となっています。

 文章に関しては共通ルートでの日常会話のユーモアさ、ストーリーの設定の明確さの2点で評価しています。ユーモアさは主人公の成田真理ありきで成り立っている場面が多いのでやや評価が低くなっています。設定の説明については異能の解説がやや少ない部分や活かしきれていない部分も含めて点数を下げています。

「Soul Release」ぐらいしか記憶に残っていないです。BGMに関しては日常の曲、シリアスな場面での曲とそれぞれ使い分けられるのが一般的ですが、シリアスな場面でも複数の曲があるのは良かったです。ただ名シーンや盛り上がる場面でも「Soul Release」のPiano ver.の印象がなく1曲しかないのは寂しい感じがします。それぞれキャラごとの曲も無く(覚えていないぐらい印象が薄いだけかも)評価を落としました。

作画

キャラデザやCG枚数、作りこみなどを鑑みて評価しています。

キャラデザはほとんど選り好みするタイプでもなく、作品の発売年を考えばかなり良い評価です。CGも大事な場面ではしっかりと作り込まれた作品でした。立ち絵も複数あり表情も作り込まれているので高評価です。枚数も近年の作品に比べると少ないと感じるかも知れませんが十分な量でした。

総合得点

350点ということで7割の点数となりました。点数として見ると可もなく不可もない作品に見えますが、プレイして後悔した作品ではないです。是非興味が湧いた形はプレイしてみてください。DMMやSteam、アマゾンなどで購入出来ます。値段も発売してから時間がたっているのでかなりお手頃です。

Steam(日本語対応していたはず)

steamではヒロインとのロマンスなシーンが見れないもしくは追加ファイルが必要なので注意です。(追加しても日本語字幕にならなかったりします。)

DMM

過去の記事最高得点のゲーム「サクラノ詩」についても紹介してるので気になる方はどうぞ

atoritori.hatenablog.jp

 

 

歴代最高得点作品も紹介しておきます

 

atoritori.hatenablog.jp