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ATRI おすすめ度 3.7/5.0 ネタバレ無しの評価と感想

今回の記事では「ATRI」に関する感想と評価を述べています。細かいネタバレはしないので、興味のある方は是非、購入してプレイしてみてください。

 

ノベルゲー現在一位の作品はこちらから

atoritori.hatenablog.jp

 

 

シナリオ紹介

 交通事故がきっかけで義足となってしまった斑鳩夏生(いかるが なつき)

祖母が残した借金と船を使い沈みゆく世界で祖母の海底に沈む遺産を探す。遺産として眠っていた一人の少女と出会いひと夏の思い出が綴られる。

メインヒロイン

アトリ

 今作のメインヒロインです。物語の序盤に主人公によってカプセルに眠っているところを発見されます。その正体は高性能ロボットです。しかし主人公は借金を返すために売り渡すと告げます。しかしそこでアトリはやり残したことがあるので45日だけ待ってほしいと願います。

サブキャラ

水菜萌

 幼馴染的な立ち位置の女の子。明るくお料理が上手で主人公に片思いをしています。アトリがロボットながら主人公のことを好きになった際には応援してくれるなどかなり聖人的な性格をしてます。

竜司

友人ポジションの男の子。主人公と最初にあった際には敵意全開だが、少しずつ心を開いてくれて、頼れる仲間となります。

キャサリン

借金取りのお姉さん。主人公の遺産を見つけて山分けすることで借金の取立を目論んでいます。根はいい人。

凜々花

 学校に通う生徒の一人。明るく騒がしい子です。ただ良く本を読むなど勉強が好きな一面もあります。

面白い点/イマイチな点

良かった点

シナリオ(内容)

 シナリオについてはロボットと人間の生活を描く作品であり、とても良かったです。

また日常パートでもロボットとは思わせないアトリの振る舞いや主人公たちの賑やかな雰囲気などがとても良かったです。

イマイチな点

キャラの少なさ

 他のノベルゲームをやっている人は実感するかと思いますが、登場キャラが少ないです。たくさん出てきて覚えられないという人にはむしろ気楽に進められると思います。

一本道なシナリオ

 攻略できるキャラがいなく、基本的にはアトリを主題に描かれるルートしかありません。水菜萌のルートなどがあってもよかったと思います。(キャサリンルートも需要あり?)

世界観があまり生かされない

 世界が海面上昇によって沈んでいるという世界観、ロボット技術が発達しているという世界観という2つの側面がありながら、深く扱われることもなく、アトリとのシナリオを描くために最低限な情報しか描写されません。

 主人公たちがいる場所も海面上昇によって取り残された島のような場所であるが、それなら単に小さな島での生活を描くだけで良かったのではないかと感じさせます。

こんな作品が好きな人に向いている

サマーポケット

 どことなく既視感があると感じましたが、サマーポケットの鷗や紬などのルートを彷彿させる内容だと改めて実感しました。そのため、この作品の2人のルートが特段好きな人にはおすすめです。

総合評価

 おすすめ度は3.7点です。値段を考えればお手頃だと思います。

シナリオゲーやキャラゲーのどちらとも言えない消化不良を抱えているような気がします。

シナリオ 80

 アトリという一人の少女の描かれ方は完璧でした。またロボットと人間の共存の難しさなどの世界観の描写も同様に深く考えさせられる内容でした。ただ前述の通り、一本道であったり、世界の危機的な状況の描写が不足しているように感じました。

キャラ  75

 アトリありきのキャラゲーとなっています。あどけないアトリが好きになれない人はおそらくこのゲームが向かないと思います。水菜萌も良いキャラなのですが、やはり登場回数が少ないため、中々評価が難しいです。

曲 60

 何となく覚えているが、特段この曲が良いと感じる場面がありませんでした。日常パートでのBGMもこの曲名を知りたいと思わせることも無かったので、個人的には評価が低いです。

日常会話 75

 学校での生活の様子やみんなで何かをしようと一致団結して発電機を作るシーンは学生時代の夏休みを彷彿とさせるようでワクワクする内容でした。他にもアトリと主人公の掛け合いなどはとても良かったです。

作画 80

 やはり最近発売されたゲームということもあり、作画はとにかく綺麗です。ただ絵のほとんどがアトリなので、水菜萌やキャサリンが好きな人にとって残念かと思います。

終わりに

 今回の記事ではATRI Dear My Momentsについて紹介しました。プレイ時間も6時間程度と1日もあれば終わる内容となっています。気になる方は是非STEAMなどで購入してみてください。制作に関わっているFrontWingと枕の作品についても紹介しています。下記の2作はプレイして良かったと思える作品ですのでどうぞ

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