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金色ラブリッチェ 4.0/5.0 おすすめ度 ネタバレ無しの感想など 

 今回の記事では「金色ラブリッチェ」に関する感想と評価を述べています。細かいネタバレはしないので、興味のある方は是非、購入してプレイしてみてください。

シナリオ紹介

主人公の市松央路(いちまつ おうろ)はひょんなことからお姫様に気に入られて、私立ノーブル学園に通う事になります。その学園は各地の御曹司や令嬢などが通う名門校となっています。そこでの主人公たちの学園生活が描かれています。

メインヒロイン

シルヴィ

 通称「シルヴィ」と呼ばれるソルティレージュのお姫様

主人公がノーブル学園に入学することになるきっかけを作った張本人です。間抜けなところもありますが、明るく元気な子です。

 ルートの詳細は明るく楽しい印象です。

妃玲奈

 ギャル。ノーブル学園では珍しく一般家庭の庶民ポジションなため、主人公とは気が合うことが多い。とにかく可愛い

 ルートは可もなく不可もなくの内容となっています。

エル

 シルヴィの執事的なポジションの女の子。明るく素直な性格である。剣をもっていることからも分かる通り、武術に長けている。

 エルのルートはやや内容が重たくなるため、エルが好きな方は引き込まれる内容となっています。家系に関してのやや複雑な事情などが語られます。

僧間 理亜

 ヤンキーキャラ。よく停学を食らい学校にくることがなく、ノーブル学園の生徒からは距離を置かれている。この作品のメインヒロインといっても差し支えない。

 ルートは最後に開放されることからも分かりますが、かなり重たい内容です。普段から素行が悪い理由など私生活が語られます。最後は涙なしには進めることが出来ないくらい完成度が高いルートです。

 

栗生茜

 よくいる年下キャラ。サブキャラとしているが、一応のルートが存在する。

可もなく不可もなく。

サブヒロイン

ミナ

シルヴィの妹。個別のルートはないものの、エルとセットで家系にまつわる内容が語られます。

城ケ崎絢華

 学級委員長ポジションの真面目な子です。思想こそ庶民を排除するべきと過激だが、日常会話においてほどよく明るく、根は悪くない子です。個別ルートこそ存在しませんが、良いキャラをしています。

面白い点/イマイチな点

良かった点

シナリオ

 サガプラはキャラゲーと呼ばれる分類の作品が多いなかで、理亜のルートはとても良かったです。シナリオ色の強いメーカーにも比肩する内容です。

キャラクター

 キャラゲーなことだけあってか、ビジュアルから日常会話から現れる性格の表現などが完璧でした。立ち絵が多いのも非常に良かったです。

イマイチな点

攻略キャラの少なさ

 かなり丁寧に立ち絵を用意してくれているが、ミナなどのルートがほとんど存在しないのがもったいないと感じました。

コメディー色が強すぎる

 これは個人的な好みの部分が大きいですが、登場人物や一部シナリオのコメディー色が強すぎる印象があります。

 シルヴィのペットのキュロちゃん(人口知能搭載のロボってありながら兵器搭載)でのご都合主義での解決、ハイスペック過ぎる登場人物(サブキャラの縞投良ですらプロ野球選手ばりの能力)を持ち合わせているので、良くも悪くもシナリオでハラハラする展開がありません。ここら辺にリアリティを求めてしまう方には不評かもしれません。

こんな作品が好きな人に向いている

SAGAプラの作成が好きな人

当然のことながらキャラゲーが好きな人は向いてます。

ゆずソフトなどが好きな人

系統としてはかなり近いです。サノバウイッチ、カフェステラなどで有名なメーカーです。サガプラの方がコメディー色が強く、ゆずソフトはファンタジー色が強いという雰囲気の差があります。

総合評価

おすすめ度は4.0/5.0です。

 下記に細かいことは記載しますが、SAGAプラの中では最高傑作に近いと思います。シナリオ、曲、キャラなど全体を通して高い評価をしています。

シナリオ 85

 理亜のルートが無ければおそらくこれほどの評価となりませんでした。正直、茜ちゃんのルートは退屈過ぎて内容を覚えていません。良くも悪くも理亜ありきのルートなので、序盤でつまらないと感じている人は頑張りましょう。

キャラ 90

 作画、立ち絵の数などトータルでみて評価が高いです。性格や容姿などいい感じにたくさんのキャラがいるので、誰かしら好きなキャラクターがいるかと思います。そこら辺の塩梅も含めて高評価となっています。

曲 85

 OPの明るく楽しい感じから、理亜のルートの少し悲壮感がある雰囲気の曲、日常のBGMなど含めての評価となります。

日常会話 70

 全体的に面白く、展開なども良い感じですが、コメディー色が強すぎる部分で評価が分かれるかと思います。

作画 70

 キャラありきの作品ですので、キャラ自体は良いです。ただ他の背景などがそれほど多くはなく、作りが他の作品などと比べるといまいちな部分もありました。

終わりに

 プレイしたのが5年ほど前ということもあり、やや記憶が曖昧な中で作成した記事となってしましました。ただそれでも鮮明に残っている理亜のルートや日常会話、作画やキャラクターなどが複数あるので全体的に良い作品なのは確かだと感じました。

気になる方は是非プレイしてみてください。