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遊戯王マスターデュエル オルターガイスト デッキレシピ解説と対策 23年7月更新済み

遊戯王マスターデュエル(以下MD)におけるオルターガイストデッキのレシピや各カードの採用理由などを解説していきます。

だいぶ前に書いた記事ですがところどころに修正を緑で加えています。(過去の環境を知るために残している部分もあります。)2023年07月加筆修正

大会などで実績のあるものでもないので素人の戯言だと思ってください。

オルターガイストとは

オルターガイストは罠ビに近いデッキである。マルチフェイカーを軸としてシルキタス等で妨害を繰り返す。以下オルガイと省略。

 

デッキ確定枠(メイン31枚/EX11枚)

採用そのものは決まっている上で環境によって多少枚数が変わる

マルチフェイカーは3枚まで投入出来るので増やしましょう

モンスターカード

メリュシーク×3

初動なので3枚採用です。

先行であれば召喚後にアルミラージやリンクリボー、アルテミスをリンク召喚してメリュシークのサーチ効果を起動します。

後攻であれば召喚後に直接攻撃&墓地送りで妨害を吐かせます。この妨害に対して破壊してくるように相手のリソースを吐かせると、サーチに繋がります。

ただしミラジェイドのような除外には滅法弱いので、気を付けましょう。

プークエリ×1

1枚で十分。使いまわしが基本で墓地に落とす機会も少ないです。

先行の上振れを狙うなら2~3枚採用もあり(後述)

メリュシークを通常召喚から手札のプークエリと合わせてヘクスティアを立てられます。その際にはメリュシーク、プークエリの順でチェーンを組む事でメリュシークのサーチに対してうららを撃たれることを防げます。

シルキタス×2

初動にはなれないので2枚です。

マルチフェイカーの効果による特殊召喚先となるカードです。手札に来ると事故要因なので祈りましょう。

マルチフェイカー×2

オルターガイストの主軸カードなので可能な限り積む。罠の発動後に特殊召喚でき、さらにデッキからオルガイモンスターを特殊召喚できます。

2023年7月現在では準制限から解除されたので3枚投入です。

マリオネッター×3

初動にはなれないです。

罠カードのサーチはあまりにも強力なので3枚採用です。また2つ目の効果でメリュシークを場に並べてサーチ効果を多用したり、ヘクスティアを並べたりなど活用できます。

クンティエリ

妨害札として1枚のみ採用。使いまわしが効きます。当然初動にはなれない事故要因なので祈りましょう。

うらら×3

ゴキうららデッキなので確定3枚

増殖するG×3

ゴキうららデッキなので確定3枚

魔法カード

墓穴の指名者×2

うららや増殖するG対策

先行1ターン目に特殊召喚する機会は少ないのでうららに対して発動することが多い。ディバインガイの禁止で減ったが一応デスフェニに対しての解決札にもなります。

罠カード

マテリアゼーション×2

マリオネッターのサーチ先となるカード。手札に引き込みたくないが、墓地効果で除外する場合もあるので2枚の採用。墓地にオルターガイストモンスターがいないと発動出来ず初動にもなれないで注意が必要です。

プロトコル×3

オルターガイストデッキにおいてマルチフェイカーと並ぶパワカです。

フィールド限定だがオルターガイストモンスターの効果が無効化されなくなります。シングル戦のMDでは効果を読まずにうららを投げてくる相手も多いです。

2つ目の効果としてフィールドのオルガイカードをリリースして相手のモンスター効果を無効に出来ます。無難に強いです。

スプーフィング×3

マリオネッターからサーチ出来ないが強力なカードです。発動のタイミングで効果によってマルチフェイカーを加えた場合にもマルチフェイカーの効果を発動することが出来るので初動となります。但しうららを貰うと致命傷になるので墓穴やプロトコルなど何かしらの対策は必須です。

無限泡影×3

後攻0ターンキル用のカード

マルチフェイカーと合わせて後攻からバウンス効果等を行えます。

EXデッキ

ヘクスティア×3

オルガイリンクモンスターの核

ヘクスティアとプークエリで再度ヘクスティアを出すなどするため3枚採用です。詳しくは後述します。

プライムバンシー×2

ほとんど使わないお飾りです。

モリーガント×1

相手のライフを削りきる時に使う1枚。マルチフェイカーの制約でオルガイ以外を特殊召喚が出来ない場合に使う。大抵その前に降参されます。

リンクリボー×1

メリュシークのサーチ効果を使う為。アルテミスやアルミラージでも良いです。

サクリファイスアニマ×1

後攻の時などにメリュシークからリンクする用のモンスターとなります。

無くても良いですが後攻で展開を甘えた相手に対して刺さる場面も多々あります。

セレーネ×1

アクセスを使うときのためなので無くても良いです。

アクセスコードトーカー×1

最悪なくても良い

場合よっては使うがほとんど使う機会はないです。

検討・調整枠

モンスターカード

黒き森のウイッチ×2~3

マルチフェイカーサーチのための初動カードとなります。

墓地に送るためにはアルテミスにリンク召喚で可能なので、安上がりなデッキになります。

アルテミスはリンクマーカーが下に向いていないため場から離す手段は確保したいです。次のターンまで残ってヘクスティアを立てられないこともしばしあります。手札に加えたターンにサーチしたモンスターの効果が使えないのは注意

クリッター×2~3

マルチフェイカーサーチのための初動カードになります。

注意点として墓地に送るためにアルミラージの採用が必須となります。さらに強欲で金満な壺などを採用する際にはアルミラージは複数の確保も必要である。また後述の展開ではクリッターでは出来ない動きもあるので採用率は低め。

魔法カード

ワン・フォー・ワン×1

メリュシーク等の初動用のカード

コストとなるモンスターカードが罠主体のオルガイだと確保できないことが多いので腐ることも良くあります。

強欲で金満な壺×2

EXカードで必要なのがヘクスティアとメモリーガントぐらいなので雑に使えます。ただしメリュシークを墓地に送るためのリンクリボーなどを吹っ飛ばすこともあるので注意。意外と使い勝手が悪いです。

ワンダーワンド×2

メリュシークを墓地に落としたり、打点確保するためのカード

リンク1のリンクリボーやアルミラージの代用となるアルテミスを能動的に墓地に送る手段にもなります。後述の魔法族の里を採用する場合には要検討である。強欲で金満な壺との両採用は手札事故につながるため注意

魔法族の里

先行で発動できるとかなりの制圧力がある1枚。

ただし先行で魔法使い族がフィールドに残ることは稀です。基本はメリュシークリンクリボーで終わることが多い。黒き森のウイッチとアルテミスの採用だと比較的維持しやすいです。魔法カードの採用枚数も少ないので相性は抜群です。

罠カード

神の宣告、通告、警告

無難に強いカードたちです。

カウンタートラップなので中々無効にされることもないです。このデッキではライフコストが気になる場面は少ないので優秀。

レアリティが高いこと、その場凌ぎでありオルガイの展開に繋がらないのがデメリット。

キルドレイン

一見なんのシナジーも無いように見えるが、実はプロトコルの効果で自身のオルガイモンスターの効果は無効にされることがない。ただし運用をミスると自分の首を絞めることになるので上手く扱う必要有りです。

魔封じの芳香

雑に強いカード

能動的に発動できるので相手ターン始まったらすぐに開くべきカードだがアドバンテージ差を作りにくいです。魔法族の里と似ていますが、マルチフェイカーの起動ができる点でかなり差があります。

拮抗勝負

後攻のまくり札となるカード

メリュシークの効果で1~2枚妨害を吐かせた上でさらに拮抗勝負を使うと通せる場面も多いです。

オルターガイスト・エミュレルフ

シルキタスのバウンスや墓地に送られた際の回収先のカードにもなる。マテリアゼーションとは異なり墓地に依存せず能動的に発動できる。

メタバース

魔法族の里を採用するなら採用価値があるカード

メタバースの発動に合わせてマルチフェイカーも特殊召喚出来るのでシナジー有り。

EXカード

基本的には余ってるので強欲で金満な壺用に採用するカードである。マルチフェイカーの制約でオルガイ以外が特殊召喚出来ないのでトロイメアフェニックスやユニコーンなども使う場面は少ないです。

聖魔の乙女アルテミス×2~3

リンクリボーサクリファイスアニマ、アルミラージの代用と強欲で金満な壺のための2つを兼ねている。

プライムバンシー

強欲で金満な壺のため

モリーガント

強欲で金満な壺のため

デッキレシピ

デッキレシピその1

デッキレシピ2

遊戯王ニューロンよりデッキレシピを参考にしてください。

遊戯王 デッキレシピ 詳細 | 遊戯王 オフィシャルカードゲーム デュエルモンスターズ - カードデータベース (yugioh-card.com)

展開方法

先行展開について

制圧デッキではないので如何にアドバンテージを作るかが重要です。

まず最優先でマルチフェイカーを手札に引き込むのと伏せ罠を用意する必要

その上で魔法族の里やヘクスティアなどを立てることが理想

メリュシーク/黒き森のウイッチ(クリッター)初動

基本は召喚からのリンクをしてマルチフェイカーのサーチに繋げる

うららなどへの解決札がなく、それ以外の後続としてスプーフィングなどがない場合には無理にリンクせず、残りの手札で解決する。最初の召喚に合わせて増殖するGを撃ってきた場合にはワンダーワンドでメリュシークを墓地に落とす。あるいはリンクせず魔法族の里とメリュシーク、伏せで耐え凌ぐこともある。仮にリンクリボーなどを1枚立ててもアドバンテージ差は生まれないので残りの手札と相談となる。

クリッターの場合は魔法族の里による制圧やワンダーワンドが使えないのでこの動きが出来ないことになる。

プークエリ+メリュシーク初動

ヘクスティアを立てて、メリュシーク、プークエリの順でサーチすると安全にマルチフェイカーを手札に加えることができる。そのためプークエリの採用を増やすことも検討される。

スプーフィング初動

メリュシークなどがない場合の初動となる。相手ターンに展開が始まるがうららを撃たれると目も当てられないことになる。そのため可能な限り1ターン目にうららを吐かせるまたはプロトコルの体制を整えたい。

例えばマリオネッター+スプーフィング+オルガイカードがあれば対応できる。

  1. マリオネッターの召喚でプロトコルをセット
  2. スプーフィングをセットしてターンエンドをする
  3. 相手ターンにスプーフィングを発動
  4. 手札のオルガイカードを戻してマルチフェイカーをサーチする。
  5. うららが飛んできた際にプロトコルで無効にする。

相手ターンの展開について

基本的にはマルチフェイカー+シルキタスの妨害に加えて、プロトコルやスキドレ、ヘクスティアによる妨害、魔法族の里による制圧などが行える。

基本展開

相手ターンに罠を起動するところから始まる。出来る限り増殖するGやうららより先にマルチフェイカーとシルキタスを特殊召喚しておきたい

スプーフィング

能動的に発動でき、かつ効果の発動は任意なのでマルチフェイカーをとりあえず立てることが出来る。他の罠カードとしてはスキドレ、魔封じ、エミュレルフも能動的に発動できる。これによりマルチフェイカー+シルキタスのバウンスを構えることが出来る。

また発動のタイミングで効果を使用しない場合はクンティエリをバトルフェイズ前にサーチする。あるいは相手エンドフェイズにマテリアゼーションなどと合わせてメリュシークやプークエリ、マリオネッターをサーチすると良い。

魔封じの芳香/メタバース+魔法族の里

相手の魔法発動に合わせて発動しても無効にできないので、相手ターンの最初に発動した方がよい。

スキドレ

可能なら相手のモンスターの効果発動に合わせて1妨害として発動したい。プロトコルがない場合にはより慎重に動かなければならない。

プロトコル

能動的な発動が出来るがモンスター効果の無効など警戒されてしまうので極力ギリギリまで開きたくないカード

マテリアゼーション

任意のタイミングで発動出来るが主に

  1. 羽箒などで破壊されるタイミング
  2. スプーフィングのコストにする
  3. シルキタスのコストにするタイミング
  4. その他の盾にするやライフ8000を削りきるタイミング

の5つの場面に分けられる。

1つ目はメリュシークを蘇生して破壊してもらうことでサーチが出来る。またシルキタスを蘇生してマテリアゼーションなどを回収することもできる

2つ目はマテリアゼーションの発動に対してスプーフィングのコストにする場面である。墓地のオルガイモンスターを蘇生しながらサーチ出来る。

3つ目はスプーフィングと同様にマテリアゼーションの発動に合わせてバウンスしてしまうというものである。ただしマルチフェイカー+シルキタスのの場合は優先的にマルチフェイカーをバウンスして回収しておきたい

先行3ターン目以降

ヘクスティアやメモリーガントと合わせて相手を削りきれるかを伺いつつ、アドバンテージ差を作っていくことになる。具体的にはシルキタスのバウンスやメリュシークの墓地送り効果、マリオネッターの墓地蘇生などを活用することになる。引けていればスプーフィングでのサーチも活用したい。これ以降は相手次第なので具体的な展開などは割愛する。

終わりに

今回の記事ではオルターガイストの基本的なことを紹介しました。まだまだ相性の良い罠や混ぜ物についてなど紹介しきれていない部分もあるので次回の記事でまた書く予定です。